素の暮らし

自然で素朴な暮らしを目指すおじさんの日記

日本の食は大丈夫?

 今日の朝日新聞の朝刊のオピニオン欄に「攻めの農業」でいいのかという特集記事が掲載されていた。反TTPの農民作家である山下惣一氏のコメントが載っていた。山下氏の本は以前に2〜3冊読んだ記憶がある。農業をしながら文筆活動をしておられる。

 政府はTPP交渉の参加を決めた。本当に日本の農業を守ろうという気があるのかは疑問を感じる。日本の工業製品を売りやすくし企業の利益に資するのが目的ではないか?長い間日本は工業製品を輸出して外貨を稼ぎ成長してきた。しかし、これまで景気を引っ張ってきた電気産業も韓国等により競争力が落ちてきている。そして、今、そういう企業もコスト削減や生き残りのため生産拠点を海外に移し、国内は空洞化し、若者の仕事の場もなくフリーターやパラサイトが増えている。この結果、結婚もできなく、ますます少子化に拍車がかかる。正に負のスパイラルに落ち込んでいる。

 アベノミクスで景気誘導をしているが、これも一般国民に波及するには随分時間がかかるであろう。とても島根の田舎にはなかなか回ってこない。都市でも一部の層だけだろう。

 話は戻って、山下さんが言うように規模拡大では、限界であり、政府が誘導する施策により大規模化して、結果的に大きな負債を抱える羽目になってしまうのではないか?平地の少ない日本では所詮アメリカのような工業のような農業は無理だ。既に高齢化が進んでいて末期的状態だが、まだ何か方策はあるような気がする。

 20年ほど前、レスターブラウン氏の「誰が中国を養うか」という本を読んだ時ショックを受けた。人口は2次関数で増えるが、食料は土地の塩害や干ばつなどもあり増産の努力をしても一次関数でしか増えない。そして、人口が多い中国が経済発展をし、今まで以上に肉を食べるようになるが、その際1kgの肉を作るのに何キロもの穀物が必要である。中国でも、穀物輸入が既に始まっている。いずれ食料危機が来るという内容だった。

 世界の人口の増加率は鈍ってきているが、既に70億人を超え、2030年には80億人に達する見込みがでている。今でもまだ、日本では金を出せば世界中から食料が集められる。しかし、世界の人口が増え、新興国が経済発展し、一方、日本の経済が減速した時、日本は今までどおり食料を調達できるだろうか。既に中国との競争では価格的に負けている事例も多くあると聞く。

 日本に食料がないなら、当然海外から買わなくてはいけないが、もし買えても高いものになるのではなかろうか?
ちょっと小麦やトウモロコシが値上がりすると大騒ぎをしているが、こんなものでは済まなくなるような気がする。
また、食の安全にも疑問は残る。我が家では、アメリカ産と中国産はほとんど食べない。特に中国の食品管理には大きな疑問がある。

 随分昔だが、CMで「車はガソリンで動くのです」というのがあった。今は電気やほかのエネルギーでも動くが、、、。でも「人間は食料で動くのです」、ガソリンがなくても車がなくても代替えは効くが、食料がなければ、少しの期間は代替えが効いても死んでしまいます。目先のお金(企業収益や個人所得)を優先し、生命維持の基本に関わる人間のエネルギーの確保を後回しにするようでは何か危ない気がする。

 なんかネガティブ記事になっちまいました。

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