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素の暮らし

自然で素朴な暮らしを目指す初老爺の日記

いつ行っても古代歴史博物館には圧倒される

 企画展の「ハニワ展」を見てから常設展も見た。コロナが拡大し観光客が少なかった時期に館内の設備などの改修が行われしばらく閉館していて、ちょっと変わったかな???との思いで観覧してみた。

 そして、前の記事でこの博物館の所蔵品が凄いと書いたので代表的なものを紹介しておきます。

 常設エリアで最初に迎えてくれるのは直径1.3mほどの木3本を束ねて柱にした「宇豆柱」(うずばしら)だ。

220825宇豆柱

 そして、新たに「心御柱」(しんのみはしら)、写真の左の端っこに見えるのが宇豆柱

220825心御柱2

 これは2000年の発掘時の写真で下の「田」の字の図の真ん中が心御柱、その上下が宇豆柱。因みに発掘された巨大柱は13世紀半ばのものだそうだ。

220825心御柱1

 これは中の展示で上の「田」の字の説明、左側は分かりやすく書いた物、右側は出雲大社の所蔵の本物で、この図のとおりのものが現在の本殿前で発掘されたんです。

220825巨大柱説明2

 現在の本殿は高さ24mで当時は倍の高さ48mくらいだったのでは???と言われている。もっと昔はさらに高かったとか?????これは発掘された巨大柱から当時の本殿の想像模型、特定はできていない。有力なのは右端か、、、、。

220825神殿想像模型

 そして1/10スケールで模型が展示されている。

220825想像の本殿

 さらに進むと大きな❌、現在の本殿と同じ大きさの千木だ。実際に本殿を見た時には遠いのでそう大きさは感じられないが、やはり大きい。他の展示なども見ながら進んで行くとここでもう圧倒される。

220825千木実物大

 そして青銅器のエリアに入る。薄暗い中、大量の青銅器が浮かび上がる。真ん中付近に加茂岩倉遺跡から発掘された銅鐸、写真の奥は荒神谷遺跡から発掘された大量の銅剣だ(358本)。

歴博10

 これは荒神谷遺跡から発掘された16本の銅矛

220825銅矛

 そして、加茂岩倉遺跡から発掘の銅鐸の数々

220825銅鐸3


220825銅鐸4

 ここでまたまた圧倒され、もう満腹って感じだ。この青銅器エリアは銅剣などは国宝なんです。
 国宝は年間60日しか展示できないんですが、ここでは空調管理して保存の状態をたまたま見て貰っているので年中見らるそうです。もちろん修復などの時はレプリカに変わるらしいけど、、、、、。

 その他、唯一完全な形で残る出雲国の風土記に関する展示や石見銀山の丁銀、たたら製鉄に関する展示など盛り沢山。

 現代的な新しいものはないけど古いものはたくさんあるこの出雲、有史以前だからこそ不明な点も多く想像を掻き立て古へのロマンが広がります。こちらへ来られた折には立ち寄って頂くのがお勧めです。

220825銅鐸5

 因みに、全部ではありませんが古事記編纂1300年の時、京都・東京の各国立博物館と共同で展覧会が開かれ、両博物館でこちらの展示品などが多くが公開されました。

 こちらは2012.7.28〜9.9まで京都国立博物館で開催された「大出雲展」の図録

2012京博図録

 こちらは2012.10/10〜11.25まで東京国立博物館で開催された「聖地の至宝展」の図録。

2012東博図録

 そして、2013年5月には出雲大社の遷座祭に合わせて平成の大遷宮「出雲大社展」が開催され、その時の図録です。

2013遷座祭時歴博図録

 デジタルではない超超アナログな古代だからこそ想像の世界で正確な答えがない、ロマンもあってちょっとホッコリもする。時間に追われたり、ラインなどで便利になったが便利になりすぎた故の煩わしさ、何かと様々な面でストレスを感じる現代社会、未だ解明されずわからないことだらけのモヤッとした世界だからこそ煩わしさ忘れてボーッとしながら古に思いを馳せるのも面白いかも??

ポチッとやっていただきますと元気が出ます


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